腹八分目

ひどい風邪になる前の兆候というのが、私の場合「ノドが痛くなる」なのであります。

逆に言えば、ノドに少し違和感がある時点で、うがいを徹底的にしたり、薬を飲んだりして直してしまえば大丈夫ということでもあります。

そういう対策も取ってきたので、ここ10数年間はほとんど風邪をひかずに来ました。

外から帰ったら、シッカリ手を洗い、シッカリうがいするだけでも、大きな効果があるように感じます。

体調は66歳の今が、それまでの人生の中で最高です。

頭などは年々良くなっていく感じで(それだけ今まで悪かった)、それがうれしいものだからますます勉強に励むという好循環となっています。

今まで健康面で試(ため)してきたなかで、一番顕著な効果があったのが「昼食を抜く」こと。

昼食を抜くと、仕事を中断しなくてもいいという想定外のメリットもありました。

私が知っている限り「11食」の人は全員仕事ができる人なので憧れはするのですが、まだそこまでは踏み切れていません。

江戸時代の観相学の大家であった水野南北は「少食が運命を好転させる」ことに気づきました。

「腹八分目に病なし」は本当だと思うし、腹八分目を心掛けていたら、単に食事の面だけでなく、すべてのことで腹八分目で満足できるようになってきます。

仕事でも腹八分目だと、逆にうまく行くような気がしています。

今までは満腹なのに、まだそれ以上詰め込むようなことばかりやっていました。

健康面でも仕事面でも腹八分目にすると、病気も失敗も極めて少なくなるのは間違いありません。