カラダの声を聞く

若い頃、若さにかまけて肉体的にムチャしていた

人は、晩年まともに生活ができないほどガタガタ

になっていることが少なくありません。

極端な例に、相撲取りがいます。

尋常でない稽古をし、また体重も極端に増やし、

現役時代は怖いもの知らずの肉体なのですが、横

綱になった人でも60歳ぐらいで亡くなることが多

いのです。

他のスポーツでも、一流のアスリートになるほど

無理をしているので、体がボロボロになっている

のです。

普通のビジネスマンであっても、体が悲鳴を上げ

ているのに、それを無視して肉体を酷使している

と、あとで必ず体からの「しっぺ返し」が来ます。

私が知っているだけでも「あれだけ仕事ができた

人が、こうなってしまうのか…」という例は2,

3ではききません。

私は「95歳までバリバリの現役」を目指している

のですが、これからの人生は「カラダの声」を聞

きながら頑張っていこうと思っています。

瞑想やヨガなどを深めていくと、そういった声が

自然に聞こえてくるのかもしれません。

食べ物などでも、自分が欲するものと体が求めて

いるものとは違う場合があります。

例えば砂糖がいっぱい入ったお菓子は、美味しい

のだけれど、あまり体にはよくないというのは周

知の事実です。

食事においても、勉強して、体にいいものだけを

取り入れていきたいと思っています。

昼食を抜いて1日2食にしてから、体重も減り、

体調も俄然よくなりました。

が、これはむしろ「腹八分目」の効果が出ている

からではないかと思うのです。

この「腹八分目」の精神を、ビジネスや生き方に

応用してもいいのかもしれません。

腹八分目だと、ムリせず、人と争うこともなく、

しかも大事なことを長く続けていけそうな気がす

るのです。