語学の達人

23歳の日本人男性が10か国語以上の言語を使って、テレビ電話の相手と話す様子を、ときどきSNSで見ています。

 

会話相手の母語がマイナーな言語であればあるほど、その言語に切り替えたときの相手の驚きは大きく、見ているこちらまで痛快になります。

 

その日本人男性は、よく相手から「発音がうまい!」と誉められています。

 

それを聞くと「やっぱり発音は大事なんだな」とあらためて思いました。

 

私は英語とドイツ語とフランス語と中国語が少し分かるのですが、少なくともそれらの言語については「その日本人男性の発音は上手」ということはよく分かりました。

 

イタリア語などは知らないのですが、フランス語ととてもよく似ていて、何となくわかったりします。

 

ヨーロッパ人で数か国語が話せるという人は少なくありませんが、親戚のような言語がたくさんあるので、少し割り引いて考えた方がいいかもしれません。

 

が、この日本人男性の場合は、ゲルマン系、ラテン系、スラブ系、アラブ系、はてはアフリカやアジアの実にマイナーの言葉までしゃべるのです。

 

まだ23歳なので、途轍もない語学の達人になりそうです。

 

SNSは“ややもする”と時間潰しの側面がありますが、こういったSNSを見ると語学学習へのモチベーションがグンとアップします。

 

至福のクルマ旅

今はどこへいくにもクルマを使っています。

 

若い頃よりも明らかにフットワークが良くなっており、行動範囲が広がりました。

 

都心へも郊外へも田舎へもクルマです。

 

今は至る所にコインパーキングがあり、駐車場の心配をしなくてすみます。

 

ナビひとつ入れれば、どんなに遠方で初めて行く場所でも簡単に行けてしまえます。

 

外でご馳走をいただくときはアルコールは必須だったのですが、最近はランチが多くなり、その場合はお酒を飲まないので、ますますクルマが使いやすくなります。

 

私は今70歳で、もう10年経てば80歳。

 

その年で普通に運転ができるのかどうかはわかりません。

 

高度な自動運転車が早く登場することを切望しています。

 

マメに休憩を取るので、私の運転だとナビが表示する時間の1.5倍かかります。

 

自宅のある兵庫県から、東京や北九州へはナビだと6時間ですが、実際には9時間。

 

途中、フラットな後部座席で、たびたび横になって寝ます。

 

まるでシャワーを浴びたようにスッキリする、ウェットティッシュもコンビニで売っており、夏の炎天下の神社めぐりの時などは、クルマの中ですべて着替えてしまうこともあります。

 

スーツケース2つとリュックを積み込み、勉強やリラックス用のCDをタップリ載せて、ホテルだけ予約しておき、あとは自由自在にドライブ。

 

人生後半戦になって、こんなうれしい時間が持てるなんて夢にも思いませんでした。

 

円安で海外旅行が行きにくくなっている今の間に、思いっきり国内クルマ旅を楽しみたいと思うのです。

 

 

円安

毎年1度ヨーロッパに旅行に行っていた人がいます。

 

さすがにコロナのときは中断していたのですが、久々に行こうと決めたそうです。

 

が、円安で航空料金や現地のホテル代がビックリするほど高くなっており、また飛行時間もロシア上空が飛べないため、数時間長くなっていることに気づき、しばらく旅行を延期することにしたのだそうです。

 

今から50年以上前、私が中学生の頃、美術の先生が勉強のため、長期間パリに滞在していたことがあります。

 

そのときは1ドル360円の時代で、日本もまだまだ貧乏でした。

 

とにかく物価高には辟易(へきえき)し、身動き取れなかったそうです。

 

スーパーでパンなどを買って食べるぶんにはいいけれど、外食するなんて夢のまた夢といった感じだったとのこと。

 

昭和42年(1967年)、私は高校1年生でした。

 

高校生のときに、日本は高度成長時代の絶頂期に突入し、経済成長率は毎年10%を超えていました。

 

大学は経済学部に入ったのですが、その年の夏にニクソンショックが起こり、円がドルに対し16.88%切り上げになりました(1ドル360円が308円に)。

 

「16.88%」などという半端な数字をいまだに覚えているほどの衝撃でした。

 

戦後最高の円高は1ドル75円くらいなので、それと比べると、今の円の価値は半分くらいになっています。

 

また円高は必ず来ると思うので、そのときまで日本でせっせと稼いでおきたいと思うのです。

背が低くなるショック

年がいくと「身長が低くなっている!」という衝撃の事実があります。

 

誰もが二十歳代に測った身長を覚えており、それ以降はあまり身長を測る機会がありません。

 

が、健康診断か何かの拍子に身長を測ってみると、見事に低くなっているのです。

 

私も驚き、かつまたガックリしましたが、本を読んでいても何人もの人がそのことにショックを受けるようです。

 

中にはプロレスラーの人がいて、自分が記憶している身長より5センチも低くなっていました。

 

カラダが商売なので、普通の人よりもずっと衝撃が大きかったようです。

 

足の大きさなど生涯変わらないだろうと思っていたのに、これも小さくなるのですね。

 

私は体育会柔道部で鍛えていたので、服はずっとLかLLを着ていました。

 

が、最近はMが最適なのです。

 

これは年齢とは関係がないのですが、ダイエットで12キロ体重が減りました。

 

おかげで見た目も体調もスッキリです。

 

外でお腹が出た男性を見るたびに「人のハラ見て、わがハラ直せ」とばかり、反面教師にさせてもらっています。

 

健康管理には体重のコントロールが極めて大事だと感じます。

 

これは初めて書くことなのですが、以前に自宅を新築した際「自分専用」のお風呂を設置しました。

 

そこでユックリ汗を流し、体重コントロールに役立てているというわけです。

 

死ぬときに後悔しないために

「それをやらないで、死ぬときに後悔しないかどうか」が、今の私の行動の判断基準です。

 

ついつい「いつもの仕事」や「毎日のルーティンワーク」を優先にしがちなのですが、そんなことをしていたら、死ぬまでに行きたい所へ行けなくなってしまいます。

 

少なくとも日本国中の有名な神社には1度は足を踏み入れようと思っています。

 

神社によっては魂にガツンと来るところもあれば、いまいちピンと来ないところもあります。

 

その神社と自分との相性というのもあるわけです。

 

初めて訪れた神社で、極めて感銘を受けたときは「毎年参拝神社」のリストに入れます。

 

宿泊を伴った「神たび」だと、伊勢神宮をはじめ、出雲大社宗像大社、九頭龍神社(箱根)、金毘羅宮などがあります。

 

伊勢神宮は毎月行っているので、もうそれだけで年16回旅に出ていることになります。

 

日帰りの神社で毎年参拝しているのは、大神神社廣田神社、福知山の元伊勢など。

 

もう今年の手帳は予定でいっぱいなので、来年の手帳に行きたい神社の日程を入れていきます(もうそれもそろそろ手一杯になってきました)。

 

来年の1泊以上の「神たび」には、九州の幣立神宮や、新潟の弥彦神社を入れました。

 

海外旅行に行っている暇や、ひょっとしたら地元で仕事をしている暇もないかもしれません。

 

でも、死ぬときに後悔しない、はずです。

 

年を重ねる有利さ

いくつもの小さな生活改革を行っていくうちに、仕事や勉強のパフォーマンスが徐々に良くなってきました。

 

昨年と比べても、今の方がグンと向上しています。

 

10年前や20年前と比べるならば、比較にならないくらい、すべての面で良くなっています。

 

10年後、私は80歳で、同じように「過去より良くなった」と言っているのかどうかは疑問ですが、少なくとも70歳の現在の自分が今までの最高であることは間違いありません。

 

私の体験から言うならば「心の成人式」は60歳で、還暦を迎えたあたりで、やっと心は一人前という気がします。

 

それまでは未熟で幼稚なのです。

 

定年や還暦あたりで成長をギブアップしてしまう人と、あくまでも向上心を貫く人とでは、次第に天地の差がついていきます。

 

若い頃とは違い、年が行くほど有利になるのが、食欲や性欲がコントロールできるようになることです。

 

これらの本能的な欲望に左右されずにすむと、ますます人生が自由自在になります。

 

しかも自分の価値観や生き方の軸がハッキリしてくると「他人の価値観」に縛られないし、自分の過去の間違った価値観も捨て去ることができます。

 

何をやめ、何に集中するかを決めると、よりレベルの高いステージに入っていきます。

 

これが何とも快適なのです。

 

黄金の時間を楽しむ

日の出が遅くなるとまた別なのでしょうが、少なくとも今の「朝5時台」は抜群です。

 

この時間に外で自宅まわりを掃除しているのですが「気持ちいいったらありゃしない」のです。

 

朝5時台の喜びを知っていると知らないのとでは、同じ人生でもその価値に大きな差が出て来るのではないかという感じがします。

 

私は今、夜9時から12時までを読書タイムとしているので、どうしても寝るのが12時半ごろになります。

 

もう少し早く寝て、早く起き、この「黄金の朝5時台」をフルに楽しむようにしたいと思っています。

最近、お酒をあまり飲まなくなりました。

 

何度も禁酒に失敗しているので、あまり大きな声では言えないのですが、これからは基本的にはノンアルコール人生でいいのではないかという気がしています。

 

家でお酒を飲まないと、酒代が月に数万円浮いてくるのですが、そのぶん本代につぎ込みたいと思っています。

 

以前からテレビとスマホを見る時間はほぼゼロなのですが、これがどれだけ「価値ある人生」に貢献しているかは計り知れないほどです。

 

これからもテレビとスマホを見る時間を、読書や語学の勉強に充てようと思っています。

 

自分の価値観で生きる人生は最高です。