今は1人の天皇に1つの年号と決まっていますが、昔はもっと頻繁に変えられていました。
今まで天皇は126人おられます(1人で2回やった方もおられますが)。
で、年号はというと、なんと248もあるのです。
最初から年号があったわけではなく、日本での一番初めの年号は「大化の改新」の「大化」です。
それまでは「〇〇天皇〇年」といった言い方で、例えば伊勢神宮の内宮は約2千年前の「垂仁天皇26年」に造られています。
かつては中国でも年号がありましたが、今はもうなく、年号は日本だけが持つ独特なものとなっています。
昔の朝鮮半島やベトナムは中国の強い影響を受け、中国と同じ年号を使っていました。
「大化」という日本独特の年号を掲げた背景には、時代的に、独立を犯されたくないという強い意志があったのは間違いがありません。
ちなみにこの大化の時代に「天皇」や「日本」という名前も生み出されました。
私は「昭和」、「平成」、「令和」の3つの年号のもとで生きてきました。
何かのイベントや事件がいつ起きたのかを思い起こすとき、年号と西暦とが自分の頭の中でゴチャ混ぜに入っています。
例えば「前回東京オリンピックは1964年」だし「自分の大学卒業年度は昭和50年」だし「バブルのピークは1989年」といった具合です。