長いあいだ会社を経営し、長いあいだ人間をやっていて、ようやく気づいたことがあります。
会社は社長の「考え方」しだいで、すべてが変わるし、人生もまた自分の「考え方」しだいで、すっかり変わってしまうということです。
「力を抜く」というのも、どうやら大事なことで「全力よりも脱力」が正解のようなのです。
考え方に邪悪なものが入ってしまっては、間違った方向に行くのは当然で、会社なら倒産、人生なら破綻という結果になりそうです。
普段から、人の悪口を言ったり、ネガティブなとらえ方をしたりしないなどの、基本姿勢はやっぱり必要だと思うのです。
前向きで、明るい考えを持ち、屈託のない生き方をするなら、どうも幸せにならざるを得ないようなのです。
私も若い頃は「会社は大きくしなければならない」との間違った思い込みに苦しんできました。
が、会社をダウンサイジングした頃から、自由で豊かな人生になってきたように思います。
淡々と「やるべきこと」や「やりたいこと」を楽しみながら続けていると、ふと振り返った時に、とてつもない距離を歩んでいることに気がつきます。
「どんどん良くなる未来は明るい」は斎藤一人さんの言葉ですが、心底それを信じられるかどうかで、本当に未来が変わってくると思うのです。