古事記や日本書紀に記録され、系図もシッカリ残っており、各天皇にまつわる神社や御陵や遺跡もあり、全員現存された方に違いないと私は疑問なく思っています。
有名な神社に祀られている天皇も何名かおられます。
橿原(かしはら)神宮の初代神武天皇、宇佐神宮の第15代応神天皇、平安神宮の第50代桓武天皇、明治神宮の第122代明治天皇などです。
それぞれ霊格の高い天皇だからこそ、神社がつくられたのだと思います。
日本の神々は戦(いくさ)に勝った方が多く、逆に戦に負けると神格が落ち、その方の神社はつくられないといった法則のようなものがあるようです。
昭和天皇は人格的には立派な方だったと思いますが、太平洋戦争に負けたため(畏れながら)神社はつくられませんでした。
天皇ではなく皇后なのですが、神功(じんぐう)皇后などは戦が強かったため、各地で神社が建てられています。
私は神功皇后のファンなので、できる限り神功皇后をお祀りした神社に参拝したいと考えています。
神功皇后の息子さんが応神天皇で、全国各地にある「八幡神社」や「八幡宮」というのはすべて応神天皇を祭った神社です。
鎌倉にある鶴岡八幡宮は源氏が崇拝したことでも有名です。
日本武尊(ヤマトタケルのミコト)は景行天皇の息子さんで、途中で戦死したので天皇にはならなかったのですが、ヤマトタケルを祭った神社はたくさんあります。
先日、その一つである建部大社を訪問した折、家臣たちのお社(やしろ)もあり、名前も明確に残っていることに驚きました。
ヤマトタケルの物語は、神話ではなく、事実をつづった歴史なのだと、改めて思った次第です。