やっぱり東京クルマ旅 その9(最終号)

優秀な人と自分を比べたり、あるいは将来のことを考えたりすると「このままでいいのだろうか?」と不安になることがあります。

しかしながら「要はこれだけはやっていこう」というものを貫いていけば、そう悪い人生にはならないはずです。

私は零細企業のオーナー経営者なので、会社と自分を切り離して考えるわけにはいかず、今回もゴチャッと一緒くたに考えたいと思います。

事業の方は「手残りのキャッシュを増やしていく」ことだけを考えたいと思っています。

売上でもシェアでも、あるいは利益に焦点を当てるのではなく「手残りキャッシュ」。

キャッシュが潤沢であれば、会社はそうそう潰れるものではないし、チャンスがあればサッと投資することができます。

私自身が大抵の人より勝(まさ)っているのは読書数。

ならばこれを貫き通していきたいと思うのです。

本をたくさん読むからエライといった気持ちは全くなく(本を読まなくても立派な人はいっぱいいるので)、「せっかくこの世に生まれたのだから、本を読まないと損だ」ぐらいの思いで、せっせと読んでいきたいと考えています。

読書は私の人生での最優先の事柄なので、読みたい本はすべて購入したいと思っています。

また読んだ本を置くスペースも、(地下書庫に)普通の人の100倍くらい持っています。

この優位さを活かさない手はないのです。

せっかく縁があって出会った英語やドイツ語やフランス語や中国語とも機嫌よく付き合っていこうと思います。

少なくともボケ防止にはなるはずです。

と、ここまで考えて、一つの方針が浮かびました。

これだけ頑張っていくには「『週休5日制』しか方法はないだろう」ということです。

矛盾した言い方ですが「週休5日」にして1日も休まず活動し続けようと思うのです。

この方針が出たことが、今回の東京クルマ旅の最大の成果かもしれません。