63歳の時にフランス語をまったくのゼロ状態から始め、64歳から中国語を始めました。
その後2年ほど経ったら、私の中では中国語がフランス語を抜いてしまっていました。
中国語は発音は難しいのですが、文法は簡単です。
しかも漢字を最初から知っているので、日本人は欧米人学習者に比べると、最初から圧倒的に有利です。
それに対してフランス語は発音も文法も難しいのです。
ついでに言うとドイツ語は、発音も文法も簡単です。
発音などローマ字通り読めばいいだけだし、英語をある程度マスターした人なら、文法に何の苦労もいりません。
ただ冠詞の変化が多すぎ、私などいまだによくわかっていません。
が、ドイツ人は外国人がそういった間違いをすることに慣れており、外国人側からすれば堂々と間違って使えばいいだけなのです。
中国語は自分の中では飛躍的に伸びていた実感があり、いい先生も見つけていたのですが、中国という国がどうしても好きになれず、いったん中断することにしました。
また自由な中国になった時点で再開しようと思っています。
フランス語の新聞を読んでいて、面白いことを発見しました。
「ヨーロッパ連合」の「EU」は、フランス語では「UE」と、「E」と「U」を反対にします。
また「北大西洋条約機構」の「NATO」は、順番を全く反対にして「OTAN」と呼んでいます。
「EU」や「NATO」などはそのままでいいじゃないかと思うのですが、その辺はフランス人のへそ曲がりなところかもしれません。
ついつい英語読みしてしまうからフランス語の発音は難しいといった側面もあり、「i」は「イ」ではなく「ア」と発音し、「e」は「エ」や「イ」ではなく「ウ」と発音するので混乱するのです。