外国語を学ぶなら

よく英語関連で「ネイティブならこう言う」的な本が出版されます。

 

しかし私にはこれが「ネイティブの奢(おご)り」のように思えるのです。

 

特にビジネスでは英語が世界の共通語になっていますが、その英語はアメリカ人やイギリス人がしゃべるだけのものではないはずです。

 

ましてやスラングだらけの英語など「まとも」なビジネスパーソンが話すものではなく、逆にそういった英語を使うだけで相手にされないような気がします。

 

日本語だって、誰もがビジネス日本語を話せるわけではなく、きれいで正しい日本語は教養と人格が備わった一流の人しか使えないと言っても過言ではありません。

 

外国人が外国語を学ぶ場合、まずは文法が正しく、発音もキレイであるに越したことはありません。

 

私は英語、ドイツ語、フランス語、中国語の4カ国語を学んでいますが、各国語とも標準語を学習していこうと思っています。

 

すべてのドイツ人が標準ドイツ語を話すわけではなく、フランス語だって同じで、中国語に至っては他の地域の中国語はお互いに全く通じないのです。

 

私は英語を学ぶのにニュージーランドやオーストラリアへ行きたいとは思いません。

 

各国で標準語が話されている地域があり、中国語ならハルビン長春

 

ドイツ語ならハノーファー

 

イタリア語ならフィレンツェ

 

英語なら(これは地域ではないのですが)「キングズ・イングリッシュ」といきたいものです。