「自分はギャンブルは一切やらない。なぜなら自分の人生がギャンブルそのものだから」という不動産業の知人がいます。
確かに膨大な借金をして不動産投資を行い、途中バブル崩壊を挟んでエライ目に合い、そのあと数十年かけてまた復活した姿を見ていると、他人事ながら「大変だなぁ」と思います。
その人に比べると、私の人生はもう少し温和なのですが、それでも時期によって結構アップダウンがありました。
振り返ってみて「いい時期」に共通しているのが「勤勉」。
やはり勤勉がいい人生にするというのは間違いがない事実だと思います。
ただし勤勉で物事がうまくいきだすと、調子に乗って傲慢さが出てきて、そのあとすべてをダメにしてしまうケースがよくありました。
「素直に勤勉」あたりが、どうも人生の成否を決めるような気がします。
自分の人生を振り返ってみて、いつが一番良かったかと問われれば、即座に「いま」と答えることができます。
カラダも今までで一番調子よく、アタマも過去最高です。
不思議なことに計算も速くなり、語学力も年々向上しています。
事業のほうも、会社のダウンサイジングとストックビジネス化で、今までで最もうまくいっています。
これが伊勢神宮に毎月参拝に行きだした時期とピッタリ符合していることに気がつくのに、そう時間はかかりませんでした。
人生は短いので、そうなんでもできるわけではありません。
そこで「やるべきこと」と「やらないこと」を決め、「やるべきこと」を存分に楽しみながら継続していこうという考えに至ったというわけです。