伊勢神宮への参拝・服装編

還暦前にしてファッションに目覚めました。
だんだん年老いていくにつれ、より清潔に、より清々(すがすが)しく、より垢抜けしていかねばならないと思ったからです。
「キレイなおじいちゃん」もしくは「かわいいおじいちゃん」を目指さないと、誰も相手にしてくれないと思うのです。
仕事ばかりしていると、ついつい服装のことは“ほったらかし”になります。

幸いスーツさえ着ておれば、そうダサいこともなく、どこへでも出ていくことが出来ます。
しかしいったんプライベートなシーンになると、着ていくものがなかったのです。
というより、どこでカジュアルな服を揃(そろ)えたらいいのかも分からず、またそんな暇もないのが現状でした。
私はユニクロの登場で大いに助かった仕事人間の一人です。
ついでにいうと、インターネットでモノが買えるようにもなり、こんなに便利なことはありません。

海外へ出かける時の服装も、ひじょうに頭を悩ませることの一つでした。
フォーマルな服だとシンドイし、カジュアル過ぎても一流のホテルやレストランには入りにくいわけです。
靴一つとっても革靴では足が痛いし、スニーカーではビシッとしなかったわけです(これは今レザースニーカーで解決)。

来年から神社めぐりをしようと思っています。
正式な神社ほど、きちんとした格好をしなければいけないのです。
神道では「礼儀」や「秩序」を尊ぶので、神格の高い神様をお参りする場合、最高の服装で神殿に臨(のぞ)まなければなりません。

伊勢神宮にお参りする時は黒の礼服を着ていこうと思います。
宝塚からだと片道3時間ほどなので、日帰りが可能です(1泊する方が楽に違いありませんが)。
クルマだと道中本が読めないので、電車を活用しようと思います。
そのために本も5〜6冊入れられるフォーマルなリュックを買いました。
ついでに参拝専用の白いネクタイも買いました。
買い物に行く時間がないので、どちらもインターネットでの購入です(ネット販売が発達すると、百貨店の売上が落ちるのは、自分の行動を見ていてもよく分かります)。

これだけで伊勢神宮日帰り参拝の可能性がグンと近づきました。
服装やカバンが決まらないと、なかなか実行しにくいわけです。
何かしようと思ったら、まずは服装を整えてみればいいということが、今回よく分かりました。
来年早々に伊勢神宮へ日本の繁栄を祈願しに行こうと思っています。