いろいろな人を観察していると、若い頃に体を酷使した人は(ほぼ100%の確率で)晩年、体の不調に悩まされていることが多いようです。
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これはその人の人間性の高さに関係なく、頑張って会社を大きくした人も、飲んだくれていた人も同じです。
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若い時は少々のムリは通ってしまい、徹夜しようが暴飲暴食しようが、一見どうってないことが少なくありません。
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が、体への負担が蓄積されてくると、次第に体が悲鳴を上げるようになります。
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しかしながらその時点でもまだ気がつかないことがあり、その結果、大病を患うということになります(私は結核で4か月の入院をしたことがあります)。
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42歳の厄年というのがありますが、これは若い時からのムリが、いったんこの年齢付近で出てくることを意味しているのだと思います。
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「疲労負債」といったものが積み重なると、健康を支えていたダムがどこかで決壊してしまうのです。
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今の私のように(精神的にも、肉体的にも、経済的にも)ムリをしなくていい立場にいると、本当に楽です。
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また見栄や奢りや「出世しなければいけない」といったプレッシャーもなく、今までの人生の中では一番自由自在です。
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お金に欠乏していると面白くないので、毎日懸命に知恵を絞っています。
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端的に言えば「仕事(お金儲け)」のことを1日中考えているわけです。
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また体が不調だと“やっぱり”面白くないので、健康の本をむさぼり読んでいます。
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読んでいると段々と分かってくることがあるのです。
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本によっては真逆のことを言っていることがあります。
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例えば「水をたっぷり飲むべし」や「水をたくさん飲んではいけない」や、あるいは「肉を食べるべし」や「肉は食べない方がいい」などです。
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そういうときは、自分のカラダに問うしかありません。