得意なことは楽しい

物事には一気呵成にやってしまった方がいい場合もあるし、焦らずジックリ少しずつやっていく方がいい場合もあります。

 

この辺は状況や自分の性格や年齢によって変わってくるのだと思います。

 

今の私には間違いなく「ジックリ型」がいいようです。

 

少しでもムリがあると、途中でポキッと折れてしまった経験を何度もしています。

 

仕事でも運動でも趣味でもそうでした。

 

自分との相性というのも“とても”大事で、若いころは相性のことなど考えずに、ただガムシャラに頑張ってきたところがあります。

 

しかしこれからは「相性のいいもの」、すなわち「好きなこと」や「得意なこと」だけを集中してやっていきたいと思うのです。

 

例えば私の場合、機械系や理科系や絵や音楽の才能はほぼゼロです。

 

そういったもので人と伍していこうとするのが“そもそも”の間違いで、短い人生なのに、そこで時間を消費してしまってはモッタイないのです。

 

私は大学を卒業してから「自分の意思でもない」のに不動産会社に入り、28歳の時にこれまた「自分の意思でもない」のに独立しました。

 

それ以降、40年以上にわたって不動産業に従事しています。

 

自分が仲介や管理をしている時は、楽しさよりも苦しさの方が圧倒的に上回っていました。

 

経営者としても「2勝6敗2引き分け」ぐらいの成績で、過去を消し去りたい気持ちが今でもあります。

 

社名を変更したのも、そういった気持ちがあったことは否めません(具体的には新会社をつくりました)。

 

しかしながらビジネスモデルを「収益不動産のオーナー業」に変えてからは、ガゼン面白くなってきました。

 

個人生活でも、やるべきことを「多読」、「語学」、「投資」に絞ったとたん、もう楽しいことばかりになりました。