不動産投資業の場合、お金を貯めておかなければどうしようもないところがあります。
少なくとも種銭(たねせん)ぐらいは自分で作っていかなければなりません。
ある不動産投資コンサルタントは「まずは2,000万円をつくるべし。それがなければ不動産投資はしてはならない」と述べます。
ただし、どうしたら2,000万円がつくれるかは「わからない」とのこと。
若いころは自分への投資がゼッタイ必要だし、あまりケチケチするわけにはいかないところがあります。
私も20代のときに英会話スクールや簿記学校に通いましたが、これらは今でも自分の基礎となっています。
逆に20代のときに「つまらない飲み会」や「ナイトクラブ(私の時代はキャバクラはありませんでした)」に行った時間もお金も実にモッタイなかったと思います。
夜、出歩かなくても家で晩酌してしまうと、ウダウダと2時間もテレビを見るだけに終わってしまうこともありました。
どう考えてもモッタイない時間の使い方をしたものです。
いい趣味は自分を成長させてくれることがあります。
しかしながら、あまりにお金がかかる趣味や、時間を食ってしまう趣味からは遠ざかるのが正解でしょう。
趣味だって「分相応」が求められるのです。
本業の手を抜くことなく「身の丈趣味」であれば、いずれ種銭もできるはずです。
そして例え不動産投資で成功してもリタイアするのは愚の骨頂。
「自分も働き、不動産にも働いてもらう」のが正解というのが、不動産業従事47年の私の結論です。