フランスの有名な新聞の「ル・モンド」のネット版を見て、最初の記事だけを訳す作業を“ほぼ”毎日続けています。
なぜ「ほぼ」かと言えば、旅行中はさすがに時間がなく、作業をするのがムリだったからです。
ネットで最初に出てくる記事のヘッドラインと、そのあとに続く3行ほどの説明文をすべてノートに書き写していきます。
ノートに書きとっていく段階で意味が分かるときがあるし、わからなくても後で辞書を引くので大丈夫です。
語学学習において「その国の新聞を自由自在に読む」というのは実に魅力的な目標です。
この「ル・モンド学習法」はまだ1週間ほどしかしていないのですが、面白いし、その有効性を十分認識できるので、今から10年間続けてみようと思うのです。
そんなにいい学習法なら、記事を一つだけにせず、もう少し増やしたらどうかとか、フランス語だけでなくドイツ語もやってみたらどうかなどと考えがちです。
が、それだと負担になり過ぎて続かないのです。
フランス語の文章を書き写しながら気がつくのは、英語に似た単語がとても多いということです。
「英語にもこれによく似たのがあるなあ」と思う単語は、フランス語でもほとんど同じ意味を持っています。
今「ル・モンド」で一番目に出てくる記事は、たいていウクライナか、フランス大統領選のことです。
そうすると最初から大体の内容が分かっており、何のことを書いているのかチンプンカンプンだということが全くないのがうれしいですね。