渡部昇一先生の『実践快老生活』を読みました。
実際に86歳にならないと分からないことが書かれていて、実に参考になりました。
「この年になると(肉体的に)そう簡単に散歩に出られなくなる」というのもその一つで、いつまでも元気で歩き回れるものでもないということを知りました。
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かつて読んだ邱永漢さんの本にも「耳が遠くなるなんてことは想定外だった」ということが書かれており、確かにこれなどは経験しないと分からないことです。
自分もそうなった時に“あたふた”しないように、今から覚悟しておこうと思います。
しかしながら邱永漢さんも渡部昇一先生も、頭はいつまでもシャープです(邱永漢さんは亡くなられましたが)。
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渡部昇一先生よりもまだ2歳年上の長谷川慶太郎さんにいたっては、今なお現代日本のトップクラスのエコノミストです(そしてトップクラスの超シャープさ)。
長谷川慶太郎さんの有料メルマガなども購読しているのですが、毎回とても勉強になります。
長谷川慶太郎さんを今後の私の目標にしたいと思っています。
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私は「まだ」60歳代前半ですが、体も頭も心も今までの最高水準です。
体などは普通、若い頃の方が元気なように思いますが、今の方が20代や30代の頃より圧倒的に健康です。
胃腸なども常に具合が悪かったのですが、本を読んだり、食べ方やクスリを研究したりした結果、徐々に良くなり、今は極めて快調です。
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年がいくと体力が落ちると言いますが、私の場合、もともと体力がなかったので、カラダの劣化はほとんど感じません。
従って”やっぱり”今が最高なのです。
頭も今までの人生の中で一番よく、おまけに勉強するクセが完全に身についたので、今後もまだ能力が伸びるのではないかと期待しています。
例えば語学だと、63歳からフランス語を白紙の状態で始めたのですが、相当「いい線」行きそうだという予感がしています。
勢いに乗って64歳から中国語も開始ということになっています。
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一番大きく改善されたのが心の状態ではないかと思います。
心の成人式は60歳だと思うのですが、そうすると20代や30代はほとんど幼稚園児のようなものです。
私自身を振り返ってみても、実に幼稚なことをしていたと赤面するばかりなのです。