【年千冊の読書力 その34】

本の整理というのは、ほとんど出来ません。
時間がないからです。
一度人に頼んで、私の蔵書を著者別の「あいうえお」順に並べ替えてもらったことがあります。
おかげで渡部昇一先生や長谷川慶太郎さんの本が1カ所に集まり、大変重宝しています。
ただし著書数が少ない著者の場合は、その「コーナー」が形作られないので、バラバラでもいいという結論に今は達しています。
渡部昇一先生や長谷川慶太郎さんの本は、それぞれ500冊ぐらいはあるので圧巻でもあります。
いい本からはオーラが出ているのをご存知でしたか?

「この人の本は全部買う」という著者が60人ぐらいはいます。
新聞の広告などで、その人の新刊が出た場合、即インターネットで注文します。
従って書店にはあまり行く暇がないのですが、読む本には事欠きません。
例えば柘植久慶さんや三橋貴明さんや黒田龍之助さんの本は、すべて確実に購入しています。

「このテーマの本は全部買う」というのもあり、例えば「不動産投資」や「世界経済の動向」や「電気自動車」や「資源」や「日本古代史」がそれに当たります。
これらのテーマが多ければ多いほど、知的生活が豊かになるというのは私自身の経験則でもあります。

「不動産投資」は自分の本業の分野でもあるのですが、「KKD(勘と経験と度胸)だけでなく、一度理論的にも深く研究したいものだと思っています。
株と一緒で、需要面・供給面の市況、金融、世界経済、個々の物件の目利き等、勉強すべき課題は実に多岐にわたり、また奥が相当深いのです。
これらを理論・実践でシッカリ把握できた時が「不動産投資道5段」であり、プロへの道が開ける時です。

「世界経済の動向」は、本業が不動産業ということもあり、必要不可欠な研究課題でもあります。
経済の大きな流れ(特にバブルの勃興と崩壊)を知ることは、バタバタと働くよりもずっと重要なことでもあります。
「電気自動車」はIT革命に次ぐ大きな影響を社会にもたらすはずです。

「資源」の世界でもビックリするような動きがあります。
アメリカでシェールガスが実用化されることにより、石油や天然ガスの産出国の国力が大幅に低下するはずです。
日本近海に存在するメタンハイドレードにより、日本が資源の輸出国になる可能性だってあるのです。

「日本古代史」はこれまた奥が深い分野です。
初代神武天皇の持つY遺伝子が、125代今上天皇にも連綿と受け継がれてきているのが「男系天皇」の意義だということも分かりました。
まだまだ知らないことも多い分野ですが、焦らずにずっと勉強を続けていこうと思っています。