私の人生前半での最大の失敗点は「会社は大きくしなければならない」との間違った思い込みを持ったことでした。
それにより「勝手に」苦しみ、バブル崩壊もあって難行苦行の日々を過ごしました。
しかしまあ、そういった経験をしたからこそ今の自分があるのかもしれず、ムダではなく、きっと必要なものだったのでしょう。
10年ほど前に、思い切って主要な事業を切り捨て、賃貸オーナー業やコインパーキングに集中しました。
コインランドリーはそのあとで始めたものです。
いずれにせよ「人手がかからないストックビジネス」に特化したわけです。
小さな会社のメリットは山ほどあり、まずは社内の人間関係でのストレスがありません。
会議や朝礼も不要で、左の机に座っているスタッフや、前に座っているスタッフと打ち合わせするだけでOK。
小さい会社なので固定費も少なく、損益分岐点も低いわけです。
大きな会社の経営者だと、オンとオフをハッキリさせないと身が持ちませんが、今の私にはオンとオフの区分がありません。
「1日も休まず働こう」とも思っているし、逆にいつもリラックスしているので、わざわざ休みを取る必要もありません。
睡眠を十分に取って、食事を少なめにし、最高のコンディションで勉強や仕事をする毎日は、実際のところこの世の天国です。