宅地造成の現場で2年ほど働いた経験があったり、鍵山秀三郎先生との出会いで掃除に本格的に取り組んだりしたおかげで、肉体労働には抵抗感がありません。
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今もコインパーキングを自分たちの手で掃除しているのは、その所為(せい)でもあります。
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コインパーキングに留まらず、1日2時間ほどを毎日掃除に費やしています。
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「95歳までバリバリの現役で頑張る」と宣言しているのですが、その中には肉体労働も含まれているように思います。
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手足を使った作業ができなくなった時が、引退の時ではないかという気がするのです。
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一方で山ほど本を読み、4外国語のマスターに挑戦し、そういった知的作業も最後まで継続させていくつもりです。
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「リタイアして南の島でゆっくり暮らす」よりも、地元でゆったりと仕事する方が、私にはストレスがありません。
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「働かざるもの食うべからず」という禅宗の言葉がありますが、老いるから働けなくなるのではなく、働かないから老いるのです。
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そのためにも「小さな自分の会社」を持ち、そこを拠点に一生働いていきたいと考えています。
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小さな自分の会社なら、いくつまで働こうと老害になりようがありません。
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体と相談しながら自分のペースで、いくらでも働きようがあると思うのです。
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私も体育会柔道部で体を鍛えた方ですが、長い目で見ると体の酷使は具合が悪いようです。
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「徹夜なんてヘッチャラ」と若い頃豪語していた人が、晩年、難病に陥ったり、体調の悪さに悩まされていたりする例をいくつも知っています。
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あれだけ強かった大横綱の北の湖や千代の富士でも60歳過ぎで亡くなっています。
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マイペースで淡々と95歳まで働き続けるというのが、私の理想でもあります。