神道的生き方の具体的作業として重要なのが掃除。
私も鍵山(秀三郎)流掃除道の弟子なので、たぶん人の20倍くらい掃除してきたのですが、掃除に対する気持ちや考えは結構ブレてきたように思います。
が、ここにきてようやく「掃除は神事だ」という心境に落ち着きました。
神事なので、たまに掃除の時間を短縮することはあっても、雑な気持ちで取り組んではならないのです。
かつては早朝に会社に出社し、2時間以上かけてピカピカにしてきたのですが、最近は会社の掃除はスタッフに任せています。
私の掃除はもっぱら自宅とコインパーキング。
自分でコインパーキングを清掃して回っている間は、当社のコインパーキング事業は大丈夫だと思っています。
掃除には目に見えるキレイさ維持だけでなく、ケガレや厄を払い落とすという効果があります。
ある会社が社用車の掃除を徹底して行うようにしたところ、目に見えて事故が減ったそうです。
優秀な工場は例外なく、機械も床もピカピカに磨き上げられています。
行き届いた掃除が製品不良率を落とすというのは、ちょっと考えても納得できることです。
自宅の掃除はモノの処分から始めるのが一番です。
モノが多いと、何事につれ時間が取られるのです。
モノが少ないと掃除がしやすくなります。
汚いところをキレイにするのは大変ですが、きれいなところをキレイにするのは、とても楽なのです。