シンプルな原理を素直に実行

渡部昇一先生は大学の英語の先生だったにもかかわらず、広範な分野での著書をものにされています。
「知的生活シリーズ」は渡部昇一先生の代表的な著作集ですが、それ以外に「日本の歴史シリーズ」や『ドイツ参謀本部』などという名著もあります。
私は学生時代に渡部昇一先生のご本と出会って以来、人生が変わるぐらい大きな影響を受けてきました。

かつて「マーフィの法則」を書いた大島淳一というベストセラー作家がいました。
潜在意識の活用を述べた本ですが、私はこれらの本にも大きな影響を受けました。
何となく著者のプロフィールが、渡部昇一先生とよく似ているなあと思っていたのですが、ドンピシャリ同じ人物だったのです。
先日その辺の事情のことを書いた本を読んでいたら、「渡部昇一」よりも先に「大島淳一」の方が大いに売れ、渡部昇一先生は経済的にも精神的にも随分楽だったそうです。

大島淳一」や「渡部昇一」の根底に流れるのは「物心ともに豊かになる法」です。
渡部昇一」の著作の方は、単にそれだけにとどまらず、そこから知的に大きく広がっていきます。
従って渡部昇一先生の著作を読むと「物心ともに豊か」になり、かつまた「地頭(じあたま)も良くなる」というわけです。
私の個人図書館の「渡部昇一コーナー」には、今500冊以上の著書が並んでおり、これは私の宝物でもあります。

経済的に豊かになるには、どうも「富を受け取る心の法則」のようなものがあるようで、いち早くこの法則に気がついた人から、年齢、学歴、職歴、性別に関係なく豊かになっていくようです。
それらの法則は実にシンプルなのですが、例えば「良いことのみを心に持ち続ける」や「悪い言葉を言わない」などがあります。

斎藤一人さんの本を読んでも、実に簡単なことが人生の原理として書いてあります。
竹田和平さんの繁栄のコツも「ありがとう」を一日に何百回言う(ひょっとしたら何千回だったかもしれません)という単純なものです。
この世とあの世を貫く幸せのカギは、案外シンプルなものなのかもしれません。
要はそれを素直に実行するかどうかにかかっているのだと思います。