頑張れば花ひらく

「このままでは井の中の蛙になる」という一種の強迫観念が自分の中に常にあり、ついつい会合やパーティに出席してしまいます。
行けば行ったで面白いし、交友関係の維持や新しい人脈の開発に役立つわけですが、たまにストレスを感じて帰って来ることもあります。
夜出て行かなければ、語学のウェブレッスンと本4冊が読めるわけです。
これを超える魅力を持った会合はやはり少ないわけです。

交友関係をもっと絞って「やるべきこと」に集中していこうと思います。
30歳代の頃は、手帳が予定で真っ黒になっていました。
今は「何にも予定が入っていない日」があると、それだけで幸せ感に満たされます。
そんな空白の日が一番充実した仕事が出来るからです。
全く友人がいないのでは、さすがにそれは具合が悪いし寂しいので、上質の友人たちに絞ってお付き合いしていこうと思うのです。

不動産の世界でも、上場企業に勤めていたあと定年前後に独立して働く人も少なくないのですが、定年後も仲介業のようなことをしていてはあまり意味がないように思うのです。
今まで自分が働いてきたキャリアで、コンサルティングが出来るぐらいになっておかなければウソだと思うのです。
ゴルフ、マージャン、カラオケで築いてきた社内・社外の人脈が、定年独立後に果たして役に立つのかどうかは大いに疑問です。

その世界の第一人者になっていてこそ、還暦後も世の中から求められる人材になるわけで、小手先の人間関係だけで仕事をしてきただけの人は、定年後はもう世間に通用しないと思うのです。
その分野での第一人者になるためには、若い頃から懸命に頑張っておらねばならず、そう簡単なことではないわけです。
例え晩年であっても、頑張って来た人生は花ひらくし、そうでない人生は花すら開きません。
これは仕事だけではなく、趣味でも言えることであります。