『楽しい読書生活』(渡部昇一・ビジネス社・1,470円)

学生時代に渡部昇一先生の本と出会ったのはラッキーでした。
おかげで物心ともに豊かになる方向へ進むことが出来ました。
また渡部昇一先生は、知的な世界で物凄い努力家でありながら、スピリチュアルなものも否定しない考え方です。
単に人間の努力だけでなく、その努力をも超えた天運のような存在があるということ。
恩寵は努力を超えるのです。

渡部昇一先生の15万冊の蔵書とは比べようもないのですが、私も多少の蔵書を持っています。
そしてそれらを収納する場所も。
読書家にとっては収納場所が大問題なのです。
渡部昇一先生の新しいご自宅の、本の収納スペースは百坪ほどあるそうです(100㎡ではありません)。

『楽しい読書生活』を読みました。
渡部昇一先生の蔵書はその数の凄さだけでなく、質の高さも圧倒的です。。
百科事典だけでも、初版から最新版まで、全部揃(そろ)えられているのです。
英語の貴重な本も、随分たくさん所有されているようです。
渡部昇一先生の書斎や書庫を見せてもらうのが、私の夢の一つでもあります。

無人島に持っていく10冊の本」なども書かれていましたが、私はその中の1冊も読んだことがありません。
大きな顔をして読書家を気取るなんてことは、けっしてするまいと、これを見て思いました。