知的生活の恩人

渡部昇一先生は数年前に亡くなられたのですが、大学時代にその本を読みだし、多大な影響を受けてきました。

それらの著作を読んでこなければ、今の自分はないと断言できます。

私の図書室では、500冊以上の本を書いた著者の、それぞれのコーナーを設けているのですが、そんな著者が3人います。

すなわち「渡部昇一コーナー」や「長谷川慶太郎コーナー」があるのです(もう1人は宗教家です)。

渡部昇一先生は学生時代に、その師匠である佐藤順太先生の膨大な蔵書をみて「たとえ学者として大成できなくても、せめてこんな書斎を持ちたい」と強く思ったそうです。

その想いは後年、15万冊という世界一の個人蔵書となって実現しました。

私もまた、高校時代に恩師である志賀大郎先生のご自宅の、天井まで積み上げた蔵書に圧倒された経験があります。

渡部昇一先生や志賀大郎先生といった方々とご縁をいただいたことにより、それが今の私の図書室となって実現化したのは間違いがありません。

私の図書室は自宅の地下にあり、2万冊の本が整然と並べられており、私が人に自慢できる数少ないものの一つです。

本(読書)は知的生活の中核をなすものです。

従って本代だけはケチらないと決めています。

最近(48年間も飲み続けてきたのに)突如としてお酒を飲まなくなったので、酔っている時間が無くなり、その分、以前より本をたくさん読めるようになりました。

本を読むと人生が豊かになります。

精神的に豊かになるのは分かるのですが、経済的にも豊かになっていくのは、ちょっと不思議でもあります。