中国には今まで5,6回は行っていると思います。
社内旅行で1回行ったことがあるのですが、あとはすべて一人旅でした。
北京や上海はモチロンのこと、成都や大連にまで足を運びました。
最後に訪れたのは、もう13年前になります。
それ以降は政治体制が厳しくなった印象があり、中国訪問自体を差し控えています。
日本人駐在員の中にはスパイ容疑で身柄を拘束されている人もいたりして「怖い国」のイメージが強くなってきました。
中国が経済的に発展すると民主化するだろうという(西洋諸国の)想いは見事に打ち砕かれ、このところますます独裁化が強くなっています。
日本でもそうだったのですが、政府が不動産バブルを崩壊させ、経済に大きな打撃を与えました。
「eコマース」の上場を政府が阻止したり、経済ヒーローだったジャック・マーを追放したりして、政府が経済発展を阻害するという、ちょっと考えられない動きがありました。
国の繁栄よりも自分たちの立場を強固にする方が、為政者にとっては都合がいいのでしょう。
何人もの国防相や軍の上級幹部も失脚し、姿を消しています。
経済的にも、政治的にも、軍事的にも、ちょっとこのままでは終わらないだろうという予感はしています。
こうした状況を見て、私の中国語学習もストップしたままです。
ある中国研究者も、ぎりぎり香港までは行けるかもしれないけれど、中国本土には危険すぎてもう入れなくなったと書いていました。