年千冊の読書力 その31

この「年千冊の読書力」を書き始めたころは、文字通り1年で1,000冊のペースで本を読んでいました。
月にすると84冊。
それが今は20%ほど増え、月100冊になりました。
毎月キッチリ100冊を読んでいるので、1年では1,200冊です。

何か用事や会合があったりして本が全然読めない日もあるので、1日4冊のペースで読んでいかないと追いつきません。
2日ほどゼロ冊の日が続いたりすると、けっこう大変です。
今まではなかったのですが、仮に5日間ほど本が読めない日が続いたなら、その月はちょっと修復不可能ということになるに違いありません。

読破数が月の途中で予定を下回っている時は、ちょっと本気で読書の態勢に入ります。
例えば休みの日は、ビートとの散歩が終われば、あとはすべて読書の時間にします。
読書に疲れると眠くなるので、昼寝を2回もしたりしながら読む時もあります。
1日に8冊以上の本を読んだ時は、かなりの達成感と充実感があるのです。

読んだ本はいったん会社のキャビネットに並べ、社員の人たちが読めるようにしています。
キャビネットがいっぱいになったら、それらの本は自宅の図書館へ持って行き保存。
個人図書館には、原則今まで買って読んだ本がすべて揃っています。
意図して捨てた本は、思想的に赤化した本や、霊的におかしいと思った本だけです。

学生時代に渡部昇一先生の「知的生活」に関する本を読んだことが、読書に関しては決定的な影響をもたらしたのは間違いがありません(『知的生活の方法』がそれらの本の代表)。
まわりの大学教授を見ていて、定年後も立派な仕事を続けている人と、そうでない人がいて、その違いは何だろうと渡部昇一先生は考えるわけです。
すると前者は個人の書庫を持った人で、後者はそれを持っていない人だということに渡部先生は気がつきました。
知的能力は本の処分と共に消えていくというわけです。

従って生涯「知的生活」を目指す人は、自分自身の書庫を確保しなければならないという結論に達するのです。
渡部昇一先生は単に超優秀な学者というだけではなく、経済的な基盤もひじょうに重視されています。
物心両面での豊かさが大事なのです。

「金持ち父さん、貧乏父さん」ではありませんが、お金持ちになる人は、どうやらお金持ちになる波動を備えているように思うのです。
経済的に豊かになりたければ、そういった波動を修得すべきなのです。
修得するには真似するのが一番。
私はそういった波動の持ち主の本を出来るだけ読むようにしています。
今までマークした波動の持ち主は、渡部昇一先生を始め、斎藤一人さんや竹田和平さん。
繁栄するための基本的な考え方や波動のあり方が、何よりも優先するのです。