読書をすると繁栄する

学生時代は小説をいっぱい読んでいたのですが、年を重ねていくとフィクションが読めなくなってきます。
これは私だけが言っているのではなく、多くの読書家の人たちも同じようなことを書いています。
が、フィクションは読めなくても、マンガは読めることに最近気がつきました。

手塚治虫石ノ森章太郎や「さいとう・たかを」くらいしか知らなかったのですが、最近は新しい若いマンガ家がドンドン育っているようです。
日本はマンガ大国であることは間違いがないし、大いに誇れることではないかと思っています。

歴史の教科書だと、例えば「秦が中国全土を統一」の1行で終わってしまうのですが、秦が中国の初めての統一国家になるまでには、さまざまなドラマがあったこともマンガで知りました。
60巻が既に刊行されていて、今後もまだまだ続いていくと思われる『キングダム』は、その「秦」成立までの戦いの物語です。
このマンガにより、私は中国古代史に俄然興味を持ち出しました。

歴史から題材を取ったマンガを選んで、これからも読んでいこうと思っています。
今まで知らなかった史実にも触れることができ、各時代へのイメージが膨らんでいきます。
マンガを決してバカにはできないのです。

私自身の本を読む体勢も色々と変化しています。
寝ころびながら読んでいたこともあるし、ソファでくつろぎながら読んだり、机の前に座って読んだりすることもあります。
机に向かって本を読むのは「正統派」といった感じがするのですが、途中ネットで遊んだり、フェースブックで時間を費やしてしまったりすることが少なくありません。

案外「寝ながら」の読書の方が効率良かったりするのですが、たまに本当に寝てしまうことがあるのです。
今でもどういう態勢で本を読むのがいいのか試行錯誤中です。
いずれにせよ月200冊の本を読もうと思うと、本気で取り組まなければ達成できるものではありません。

「この著者の本は全部読む」の筆頭だった渡部昇一先生が亡くなられました。
私は地下室全部を書庫にしているのですが、これは若い頃に読んだ渡部昇一先生の本の影響です。
渡部昇一先生は英語の先生ですが、その著書からは「経済的繁栄」の波動が出ているような気がします。
潜在意識の活用を説いた「大島淳一」氏と渡部昇一先生とは同一人物なのですが、それらの本を読むだけで経済的に成功してしまうという、不思議なパワーが秘められているようです。