私が20代の時に、渡部昇一先生が「脂の乗り切った」本を何冊も出され、それらの本を読んで、大げさでなく人生が変わりました。
渡部昇一先生の著書は全部購入して読んでおり、たぶん500冊ぐらいではないかと思うのですが、すべて私の個人図書館に置いています。
渡部昇一先生は本来は英語の先生なのですが、英語に限らず、歴史や読書や自己啓発の面で大きな影響を受けました。
思想的なことだけでなく「自分自身の書庫を持つ」といったことも、潜在意識の中にインプットされ、それが今の私の地下図書館として実現化しています。
偉大な学者なのに資産を築いた人を、私は2人知っていて、一人は本多静六(明治時代の学者)、そしてもう一人が渡部昇一先生です。
本多静六は蓄財からの投資で財を築いたのですが、渡部昇一先生は投資は一切なさらなかったように思います。
しかしながらベストセラーを連発したり、講演の依頼が引きも切らなかった状況で、都内に「世界一の個人蔵書」を持つ自宅を建てられたりしています。
若い頃から物凄い努力家で、まさに知の巨匠という名にふさわしい方だと思いますが、一方「虫のいいこと」を考えるべしと説かれてもいるのです。
正しい方向に正しい努力を続けていくと、ある日突然「天からハシゴ」が降りてきて、簡単に夢が叶ってしまうとのこと。
しかも「天からのハシゴ」は一度降りてくると「降り癖」がつくので、そうなるとラッキーまみれの人生になってしまうのです。