ビブリオファイル(本好き・本収集家)

本気で本を読もうと思うと、さまざまな条件が必要になってきます。
若いときに渡部昇一先生の本に触発されたので、本はすべて自分でお金を出して買うというスタイルを貫いています。
本を読んでいると、やはり私と同じように学生時代に渡部昇一先生に影響を受けた著者を何人か発見します。

そういった人たちもすべて本を自分で買っているようなのですが、本を読んでいると本代ぐらいは簡単に捻出できる経済力がついてくるような気もします。
問題は読んだ本の置き場所です。
あまりこのことでほかの人と話したことがないので、皆さんどうなさっているのかに非常に興味があります。

本で読んだ限りで知っているスゴイ蔵書は、渡部昇一先生と大川隆法さんです。
渡部昇一先生は蔵書15万冊が収納されている世界一の個人書庫をお持ちだし、大川隆法さんは歩いて回るだけで10分かかる書庫を持っておられるようです。
渡部昇一先生の書庫は何回か写真で見たことがあるのですが、大川隆法さんの書庫は皆無で、一度ぜひ拝見したいと願っています。

ある評論家は本のために小さなビルまで建てています。
その人の膨大な書棚を本で見たことがあるのですが(確か書庫の写真集のようなものだったと思います)、本がグジャグジャに並べられており、見ただけでこちらの心まで乱れそうになりました。

逆に「司馬遼太郎記念館」に行った時は、壁一面にズラリと並べられた本たちからオーラが出ており、本しかないところなのに(しかも借りて読めないのですが)とても心が満たされた経験をしたことがあります。
本というのは大切にキチンと収納しくことがいかに大事かということがよく分かりました。

愛読家や本好きの人のことを英語で「ビブリオフィル(bibliophile)」と言います。
この単語を知っている人はネイティブでもちょっとインテリのようです(私の英会話の先生でも知っている人と知らない人がいました)。
私も自分以外のビブリオファイルと接点を持ちたいのですが、今のところ全く持てていません。