マイ図書館

本はすべて自分で買っており、借りることは全くありません。

その場合、本代は兎も角(ともかく)として、読んだ本の置き場所に困るのです。

渡部昇一先生の本を大学時代から読み始め(と言うか、私が高校生の時には渡部昇一先生の本はまだ世に出ていなかったと思います)、大きな影響を受けてきました。

知的生活には本が欠かせないことや、読んだ本を置いておく場所(書庫)を自宅に確保する重要性などを、若い時に教えてもらったのは、とてもラッキーなことでした。

渡部昇一先生ご自身も、佐藤順太という師を持っておられ、師のお宅で膨大な書庫を見た時の感動を、よく本の中で述べられています。

渡部昇一先生は貧乏学生だったのに、のちに個人図書館としては世界一とも言える、15万冊の蔵書を所有されていました。

佐藤順太先生の蔵書を見て「将来自分もこんな書庫を持ちたい」という願望が、感動とともに潜在意識にインプットされたのだと思います。

で、そんな話を本で読んで、私も個人図書館のイメージを潜在意識に、知らぬ間にインプットしていたようです。

それが今、長い年月をかけて実現したというわけです。

私の図書館は自宅の地下にあり、大学の図書館と同じ大型電動書庫が何台も備え付けられています。

それを作った当初は「もうこれで一生、本を置く場所に困ることはなくなる」と思っていたのですが、本が増えるにつれ、段々と心細くなってきました。

ひょっとしたら今年いっぱいで本を置くスペースがなくなるのではないかと心配していました。

が、先日、書棚の整理をし、余計な本を処分すると、かなりのスペースを確保することができました。

来年いっぱいぐらいは大丈夫な気がします。

「では再来年以降は?」ということなのですが、その時はその時でまた考えたいと思います。

f:id:deguchi:20130406071501j:plain

f:id:deguchi:20150112231547j:plain