購入している定期レポートより その1

有料の定期レポートをいくつか「購入」しています。
メールかファックスで届くのですが、それらが私の基本的な考え方の指針となっていることが少なくありません。
ここ数日に届いたレポートは、それぞれひじょうに面白く、いくつか書いてみたいと思います。

税理士資格を持った発行者が出しているレポートに「路線価」の推移が載っていました。
路線価は3月発表の公示価格(1月1日時点)の8割水準です。
東京都中央区銀座5丁目中央通り「鳩居堂」前の路線価は坪当たり約7,100万円。
これはピークの平成4年の坪当たり1億2千万円の6割水準です。

また最近のピーク平成20年(坪1億500万円)の7割水準でもあります。
このレポートの表を見ると東京は「上がったり下がったり」で、地方都市は「下がりっぱなし」なのです。
中にはピークであった平成4年の1割以下の地方都市もありました。

別のインターネットでのレポートなのですが、新聞のアンケート調査の「いいかげんさ」について書かれていました。
政党支持率は、民主18%、自民17%。
小沢新党については『期待しない』が70%を超え、『小沢新党への機体が広がっていない実態が浮き彫りになった』」という新聞の一面記事があったのですが、この記事で奇妙なのは、民主や自民の支持率を出しているのに、小沢新党については「期待しない率」しか書いていないということです。
「期待する率」は10面の片隅の調査結果一覧に16%と書いてあり、民主や自民と実は変わらないということが分かります。

また調査方法は平日の昼間に約1,000件の固定電話にかけたもので、対象は余程暇な高齢者に偏っているということが、よく考えてみると分かるわけです。
携帯中心の生活をしている20代や30代のアンケートはまず取れていないということでもあります。
3党は「消費税増税をしないと社会保障が維持できない」と主張するわけですが、この社会保障の対象は高齢者だけで、裏を返せば若者には消費税増税の恩恵は何もないということも、レポートの著者は指摘していました。