年千冊の読書力 その22

本を読んでいて、時たま「この著者はスゴイ」という人を発見します。
その時から私の「追っかけ」が始まります。
とりあえずインターネットで、今までその人が出した本を全部注文。
こういう時にインターネットは本当に便利なのです。

学生時代に渡部昇一先生の本を読んでから、私も個人図書館を持つことが、人生の目標の一つとなりました。
また物心ともに豊かになることが大切だと認識しました。
経済的な基盤は極めて大事なことで、一家の大黒柱たるもの、これを無視するわけにはいかないのです。
もし私が若い頃に「清貧」を理想とした思想に影響を受けていたら、けっして経済的な努力はしてこなかったと思うのです。
マルクス主義とも無縁でした。

要は何が言いたいかというと、インターネットや書店で本を“ばんばん”購入するに際し「本を好きなだけ買って大丈夫なのか?」と「本を置く場所があるか?」の2つが頭をよぎると思うのです。
ありがたいことに、私はその2つのことから解放されているのです。
だから躊躇なくドンドン本を買っていくことが出来るのです。

私はゴルフ、カラオケ、麻雀は一切しません。
またナイトクラブのような所へも、ここ30年間ほどは足を踏み入れたことがありません。
従って余計な支出はほとんどなく、自由に使えるお金の大部分を本代に費やせるのです。
また個人図書館も持っているので、たぶんあと15年ほどは本を置くスペースに困ることはないはずです。

さて「追っかけ」の著者のお話に戻ります。
「追っかけ」の著者が増える時は、本当にうれしいものです。
ちょっと大げさに言えば「生きててよかった!」レベルの感動もの。
無論その後も、その著者が本を出版するごとに購入します。
私が面白いと思う著者は、やはりたくさん本を出す傾向があります。
私の書棚に500冊以上の本が並んでいる著者は、長谷川慶太郎さん、渡部昇一先生、そして大川隆法さんの3人です。

著者の追っかけのほかに「テーマの追っかけ」もあります。
自分が興味を持ったテーマに関する本を、かたっぱしから購入していくものです。
この時もインターネットが大活躍します。
例えば「電気自動車」や「日本古代史」は追っかけ中のテーマです。
最新の「追っかけテーマ」は何と「フラワーアレンジメント」。
会社での花の飾り方を考えているうちに「フラワーアレンジメント」に猛烈に興味が湧いてきました。
さっそく本を何冊か購入しました。
早くも「お気に入り」の著者が2人ほど見つかり、とてもうれしく思っている次第です。