本の虫、フィットネスクラブで泳ぐ

記念すべき「スイミング」の第1回目に行ってきました。
フィットネスクラブ自体が初めてなので、受け付けを始め、いろいろと戸惑いもしました。
スイミングに合わせ、水着もインターネットで注文しているのですが、なかなか来ないのです。

仕方がないので、フィットネスクラブで売っている水着を買って、それを着てプールに行くことにしました。
フィットネスクラブの売店には相談すべき店員の人はいず、自分で適当に見繕ってカウンターに持っていきました。
てっきり男物の水着だと思っていたのが、実は女性用トレーニングウェアであることが分かり、ビックリもしました。

男性用は競泳の選手が掃くようなヒザまである水着だったのです。
それもウェストのサイズが一番大きいので89センチ。
私が一番太っていた頃はウェストが100センチありました。

それから8キロ痩せたのですが、ウェストは1キロ痩せるごとに1センチ縮まるのだそうです。
それでいくと、今は92センチなのかもしれません。
果たして入るのかどうか分からなかったのですが、水着がなければ始まらないので、思い切って買うことにしました(無事寸法が合いました)。

しかし「LL」でも最高は89センチなのです。
要は、それ以上のウェストの人は水泳なんてやる資格がないということなのでしょう。
つまりスイミングする前に、ダイエットしなければいけないのです。

数十年ぶりにプールで泳ぐのですが、どれだけ泳げるのか極めて疑問です。
初級者から上級者まで泳ぐコースが決まっているのですが、私は小学生の時は平泳ぎの選手だったので、一応上級者コースで泳ぐことにしました。
一つのコースを右側通行で泳いで行くのです。

思ったよりも上手く泳げました。
しかしながら私だけが平泳ぎで、ほかの人はクロールなのです。
で、スピードの点ですぐに追いつかれてしまうのです。
このハンディはどうしようもなく、ひたすら必死で泳いでいました。
ちょっと泳ぐコースを間違えたかもわかりません。

10分も泳げば、息が上がってきます。
溺れる人の気持ちが初めて分かりました。
最初から15分間だけ泳ごうと思っていたので、早々にコースから退出することにしました。

この15分というのがミソで、スイミングが15分間であれば、家や会社から出て、フィットネスクラブから帰ってくるまで小1時間あれば十分なのです。
これなら仕事の合間でも行けそうです。
またこれなら95歳まで泳ぐことが出来そうです。

フィットネスクラブは団塊の世代中心に、物凄く混んでいます。
平日の昼間など、年寄りで占拠されている感があります。
人気のレッスンなど、始まる前から行列が出来ていました。
恐ろしいところに入会したものです。
かくなるうえはスイミングに特化して、1回15分間のスイミング時間を守り、週のうち出来る限りスイミングに行く回数を増やしたいと思うのです。

願わくは着物を着る時に、胸にタオルを入れなくてもいいように、胸の筋肉がつき、カッコいい体型になりますように。
願わくは、95歳までバリバリに働ける体力がつきますように。
フィットネスクラブに行く時間なんて全くないと思っていたのに、案外簡単に行けてしまったことに驚いておる今日この頃なのであります。