「書く」ことが物事を変えていく

3年ほど前に体調を崩し、入院したことがあります。
その時に生まれて初めて3日間絶食の経験をしました。
食欲がなかったので、別に苦しくも何ともなかったのですが、体重はさすがに減りました。
4キロほど減った体重を、これ幸いにと維持することにしました。

学生時代は柔道をやっていたので、人の3倍ぐらい食べていました。
それでもエネルギー消費量が多いので、全く太らず。
社会人になっても同じ量を食べていては、体重が増えるのは仕方ありませんでした。
68キロから74キロへ。
これが絶食により70キロになりました。

体重を増やさないようにするには、やはり食事の量を増やさないことですね。
人の3倍食べていたのが、人並みになりました。
今までは、例えば弁当一つ買うにしても、普通の量では足らなかったので困っていたのですが、最近は1個で十分。
甘いものも以前ほどは食べなくなりました。

70キロを超えないようにキープしているのですが、それでも油断するとあっという間にオーバーしそうになります。
そんな時は「お風呂ダイエット」。
20分ばかりもお風呂にじっと浸かっていると、汗がだらだら出て、ともすれば1キロ近く体重が減ることがあります。
お風呂に浸かっている間、じっくりと考え事をすることができ、私にとっては一石二鳥。

『いつまでもデブと思うなよ』(岡田斗司夫新潮新書・735円)という本がありますが、著者は110キロから60キロぐらいにまで、確か50キロもの減量に成功しています。
この場合の減量法は、とにかく食べた物(カロリー)を記録していくという方法。
記録するだけで実際に減るのです。
記録すれば意識する。
何でも意識すれば効果が出るということなのでしょう。

「書く」という行為は意識するということでもあります。
将来の夢でも、書けば成就する確率がグンと高まるのは、書くという行為によって、意識がそれに集中するからだと思います。
何かを成し遂げるためには集中力が大切なことは言うまでもありません。
集中力とは、意識がその一点に研ぎ澄まされた状態。
意識することは、自分の持つ潜在能力を最大限に活かす方法に違いありません。
また「書く」ことは意識を上手く方向づける一倍いい方法なのだと思います。

ドンブリ勘定の経営と、そうでない経営の違いは、数字を書かないか書くかの違い。
頭の中で上手くまとまっていないことも、書くことにより整理されていきます。
仕事のことや将来の夢についても、もっともっと書いていくべきなのだと思います。
今日のブログでは本当は「マメに体重計に乗れば、それだけで体重は減る」ということを書きたかったのですが、話は思わぬ方向に向かって行きました。
これも「書く」という効用でしょうか。

今日気がついたことを繰り返します。
意識には物事を変える力がある。
なぜなら意識すれば、潜在能力が動き出すから。
潜在能力には、自分の将来も、自分のまわりのことも、グングン変えていく力がある。
意識を集中させ、具現化させるのには「書く」ことがとても有効。
生き方でも仕事でも経営でも世の中でも、変えたい場合はとにかく「書く」。
成功するための秘訣を知りえたような気がします。