私には孫が4人いるのですが、ぜんぶ男の子です。
彼らが遊びに来た時のために、ミニチュアの鉄道模型を揃(そろ)えることにしました。
私自身も全くの初心者なので、まずは百貨店の模型売り場に行き、線路と電車を一式買ってきました。
そのあと徐々に線路の拡張や電車の増設を行うわけです。
以前、会社で使っていた大きなテーブルを自宅で保管していたのですが、これ幸いと、そのテーブルの上で線路を展開していきました。
初めての経験なので、いろいろと失敗も多かったのです。
鉄道模型にも大きさの違いで3種類あり、私が購入したのはNゲージと言われる一番小さいものです。
そのNゲージにも主に2つのメーカーがあり、線路はそれぞれ互換性がなく、ムダな出費もしてしまいました。
鉄道模型は値段がけっこう高いのですが、私の場合「コインランドリーの収集」が趣味でもあるので、それと比べると1万分の1程度ということになります。
連結の列車は孫がつかんですぐに壊すので、動力のついた単体の電車を並べて動かしています。
各電車の力が微妙に違い、そのバランスをうまく取らないと、すぐに脱線するのです。
電車同士を連結させたとき、形や色の「見た目の統一感」も大事で、けっこう頭も使います。
私自身は鉄道オタクでも何でもなく、電車自体をどう組み合わせても気にならないので、この点は助かっています(そうでないと相当複雑な作業になります)。
相性のいい電車どうしを連結させてスムーズに走らせる作業は、ビックリするほど時間を消費します。
まさに「時間を忘れて熱中する」という表現がピッタリ。
しかしながら完成した列車をボウッと眺めていると、ストレスが霧散していくのを感じます。