プロ野球は無観客試合が続いていますが、朝、新聞のスポーツ欄を見る時「また昨日も負けているのだろうな」と思いながら、恐る恐る覗くと、案の定、負けているチームがあります。
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その期待を裏切らない姿勢は潔いよいほどであります。
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無観客試合の間はオープン戦だと勘違いしているのかもしれませんが、その間の勝敗も加味されて優勝や順位が決まるはずです。
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こうなると「次の監督は誰だろう?」とついつい思ってしまうのは私だけではないはずです。
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プロ野球選手というのは高校球児の憧れですが、経済的に言った場合、あまりいい職業ではないように感じます。
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プロ野球選手の平均在籍期間はたったの9年(そして平均29歳で引退)。
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スター選手はいいけれど、芽が出なかった選手は、あとの潰しが効きません。
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レギュラーを取るような選手でも40歳を超えると明らかに下り坂になります。
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そのままコーチや監督として野球界に残れればいいのですが、それもほんの一握り。
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野球しか知らない状態で世間に放り出されるのはかなり厳しいし、また本人だけでなくその家族も、今までとのギャップが大きすぎて、新しい環境に適応するのは相当難しいのではないかと思います。
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昔、東京六大学のエースがプロ野球を振って大手不動産会社に就職したことがあります。
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不動産業界の話だったので、よく覚えています。
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その会社はかなり年収が高く、潰れる心配もないし、人生の選択としては正解だったかもしれません。
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ごくたまに東大や京大を出てプロ野球選手になる人がいますが、社会人として基礎を覚えなければいけない一番大切な時期に野球だけをやっていて、そのあとでビジネス界に入ってもちょっと苦しいのではないかという気がします。
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多様な才能を持った人なりの悩みでもあります。