体のメンテナンス

建物だって小まめにメンテナンスしていると「いつ
までも若く長生き」するのです。

ところが修理代や改装費をケチったりしていると、
徐々に建物自体の価値が失われていきます。

人間のカラダだって同じことで、やはり“たゆま
ぬ”メンテナンスが必要です。

若い頃は少々のムチャをしても体が持つので、自
分の健康に関心がないことも少なくないのですが、
40歳を超える頃になると、ためこんできたムリが
一気に顕在化してきます。

42歳前後の厄年というのは、まさにその時期なの
でしょう。

モーレツサラリーマンや中小企業の経営者は、多
分「仕事ばっかり」でやってきたと思います。

家族を犠牲にしてまで、自分の出世や金儲けを優
先するのは、そろそろ時代に合わなくなってきて
いるようにも感じます。

ヨーロッパでは、たっぷりとしたバカンスを取っ
たり、残業を一切しなかったりしますが、日本も
そういう方向に向かっているのは間違いがありま
せん。

アメリカのエグゼクティブは今なおハードに働い
ていますが、その多くは若いうちのハッピーリタ
イヤを念頭に置いているように見受けられます。

日本では天照大神ご自身が機(はた)を織ってお
られました。

キリスト教ではアダムとイブが罪を犯したがために、
罰として労働が課されたのですが、日本では働くこ
とは貴いことなのです。

従って息長く生涯働くというのが、日本人としての
理想ではないかと感じます。

私も体のオーバーホールをして、後半戦の30年間に
備えようとしているところです。