人生の達人

ライザップなどで筋トレをしたり、長時間水泳をしたりすると、体が睡眠時間を今まで以上に欲しているのを感じます。
どんなに忙しくても睡眠時間だけは削らないというのが私の方針で、今までそれでマズかったという経験はありません。

今後もたっぷりと睡眠時間を取って、残った時間で仕事や勉強や趣味に興じていきたいと思っています。
どうも見ていると、睡眠時間を削って生活している人は短命なようです。
例えば手塚治虫などは若い頃に徹夜徹夜の連続だったようですが、61歳で亡くなっています。
もしその年で亡くならなければ、世界的な名作がその後いくつも生み出されていたのは間違いがないと思います。

もうあまり仕事ばかりしなくていい年齢になったので、これからはバランスの取れた生活をするように心がけたいと思います。
どんな分野であろうとも超一流の人には憧れを持ちますが、超一流というのは少々バランス面で崩れていることが多いのです。

ほかのことは何もかも捨てて、一途にその分野で頑張っているからこそ超一流になるのだと思いますが、例えば家庭面で上手くいかなかったり、あるいは経済面で破たんしたりすることも少なくないのです。
例えばアップルの創業者のスティーブ・ジョッブズなどは天才だと思いますが、決して友達に持ちたくないタイプの「超変人」でもありました。

このへんはまことに難しいところで、天才が死に物狂いの努力をして“やっと”超一流になれるわけですが、その他の分野は犠牲にならざるを得ないのは、ある意味仕方がないのかもしれません。
歴史上に名前が残る人物だって、友人や家族として見た時は、とてもじゃないけれどお付き合いできないという人たちも多いのではないでしょうか。

還暦後の人生はあまり過激なものであってほしくはありません。
毎日が平凡だけども、ギュッと幸せが詰まった人生でありたいわけです。
仕事面でも経済面でも健康面でも社交面でも信仰面でも、バランスの取れた人生の達人でありたいと願っています。

釈迦は「真理は中道にあり」と喝破なさっていますが、極端を排し、バランスの取れた生活をしていくべきなのです。
この世でどんなに成果を上げても、死んでから地獄へ行っていては何にもなりません。
やはり「この世とあの世を貫く幸せ」を求めたいと思うのです。

人生の真の勝利者になることこそ最も重要。
それは一見難しいように見えて、案外簡単なことだと思うのです。
そしていつからでもチャレンジO.K.
チャレンジするのに遅すぎるということは決してないのです。