ダブルインカム

「退職後の年金代わりにワンルーム投資をする」というのは、ワンルーム販売会社が薦めるキャッチフレーズです。

 

たとえば35歳でワンルームマンションを購入し、30年間ローンを払い続け、65歳の退職時には無借金となって、その後はワンルームの家賃が丸々入って来るという方法です。

 

ただし30年も経つとマンション自体が劣化する可能性が高く、またそれまでの間にも、何回も内装や外装に費用がかかります。

 

不動産投資をせずに自分だけが働くのは、ちょっと将来的な夢がないような気がするし、かといって不動産だけに働いてもらうような計画ではムリが出てきます。

 

やっぱり一番いいのは「自分も働き、不動産にも働いてもらう」方法だと思うのです。

 

いわばダブルインカムです。

 

人にはそれぞれ本業といったものがあり、そこに全力投球して、その技能を伸ばしていくのが一番健全で安定性があります。

 

営業職でも技術職でも、その分野での一流(もしくは超一流)を目指すのが職業の本分だと思うのです。

 

また一流にならないと、その仕事の本当の面白さはわかりません。

かつてキャピタルゲイン狙いの株式投資をしたことがあるのですが、相場の上がり下がりが気になり、仕事が手に着かなかった経験があります。

 

また夜は読書をはじめ、大事な勉強があるのに、株式投資のビデオを見たりして時間を空費してしまい、虚しさを感じたことがありました。

 

その点、不動産は流動性が悪く「売ったり、買ったり」が極めてしにくいのです。

 

今まではそれが不動産投資の欠点だと思っていたのですが、案外、それがゆえに資産として最後まで手元に残ることに気がつきました。

 

「自分も働き、不動産にも働いてもらう」・・・これは”なかなか”いいコンセプトだと思うのです。