ジャカルタへの旅 その5

インドネシアで建築の仕事をしている知人の日本人に連れられて、ジャカルタ郊外の超高級マンションの見学に行きました。
ドバイの有名な保養地を設計した人が、やはりそこでも設計していて、マンションの外観は日本でも見られないほど垢抜けしたものでした。
ただ、内部のインテリアや建築仕様はちょっとイマイチ。

2棟ほどが完成していて、既に分譲も終わり完売しているのですが、実際に住んでいる部屋は半分ほど。
あとは投資用に購入されたものです(住んでいる人だって、住みながら値上がりを待っているのかもしれません)。
海を見下ろす立地でなかなか良かったのですが、足の便となるとどうなのかと“やや”疑問に思いました(一人でタクシーでジャカルタの中心部に戻ったのですが、1時間かかりました)。

広大な敷地の入り口にはきちんとした身なりの警備の人たちがおり、住民のクルマが通ると敬礼していました。
これだけでも自尊心がくすぐられ、うれしくなってしまうかもしれません。
ちなみに地下の駐車場も見学しましたが、ロールスロイスを始め、高級車がズラリ。
日本のマンションの駐車場ではあまりお目にかかれない光景でした。

海外投資でキャピタルゲインを狙うのも面白いかもしれませんが、やはりリスキーさは否めないという気が強くしました。
今回は「マンション購入ツアー」ではありませんが、もし仮にそうであっても、私は決して買わなかったと思います。

友人の影響も受け、将来日本だけでなく(2、3か所の)海外での居住もちょっと夢見ています。
しかし自分のマンションを持って、それを維持するのは大変な気がします。
掃除は日本だけで十分で、海外に行ってまでやりたいとは思いません。
海外ではホテル住まいが一番ではないかと思うのです。

そのためにはお金がかかります。
そのためには不動産に働いてもらわなければなりません。
人に働いてもらうという選択肢もあるのですが、そうすると人の管理が大変になり、肝心の海外へ出ていく暇がなくなるという危惧があるのです。

ちょっと「夢見る乙女」を続けさせていただくと、海外拠点はシンガポールバンクーバー、フランクフルトあたりでしょうか。
私の海外拠点の条件は①治安、②暮らしやすさ、③大型書店となります。
将来フランス語が話せるようになると、コートダジュールあたりもその候補に挙がるかもしれません。