自分が本当にやりたいことを見つけるのは、案外難しいのかもしれません。
「夢を創造する能力」というのがあって、その能力に恵まれている人もいれば、そうでない人もいるのです。
ワクワク感を伴っていなければ夢ではありません。
夢と単なる目標の違いは、ワクワク感が「ある」か「ないか」なのかもしれません。
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石原慎太郎前東京都知事が「東京オリンピック開催」という夢をぶち上げ、そこから大変な苦労をして招致に成功しました。
余程へそ曲がりでない限り、東京オリンピックが行われることを喜ぶ日本人が大多数だと思います。
しかし「東京オリンピック」なんて言わなければ、別に普通の2020年が始まっているだけです。
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平凡な知事ならルーティンワークをこなすだけで「東京オリンピック」という夢を打ち出すことはなかったはずです。
ここに「夢創造能力」のある知事と、そうでない知事との違いを見ることが出来るのです。
起業家などは「夢創造能力」の塊(かたまり)のようなもので、どデカい夢を打ち上げ、それに向かって突っ走っていきます。
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考えるだけでワクワクする夢は、その人がこの世に生まれてきた意味を表わしているのかもしれないし、その人の今世(こんぜ)のミッションそのものかもしれません。
そもそも自分とは全然関係のない分野や世界での夢は見ないものなのです。
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私はプロ野球の選手になりたいと思ったこともないし、船長や医者になりたいとも全く思いませんでした。
興味がないからです。
しかし「富裕層の成功した投資家」というイメージには、かなり敏感に反応します。
あるいは「ベストセラー作家」になりたいという夢も自分の中では大きなものに育ってきました。
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同じ人生なのだから、思い切って大法螺を吹かないと損なのです。
潜在意識を活用すれば、夢は必ず実現するようになっているということも知りました。
もう実現したかのように振る舞うと、潜在意識が錯覚してあわてて実現させてしまうようなのです。
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また自分に関係のないことは、最初から「夢」として持たないようになっているのです。
つまり自分の頭の中で思い浮かべることができる「夢」は実現してしまう夢なのです。
だから「実現しない夢はない」と断言しても間違いがないのです。
しかも夢実現への過程を思いっきり楽しむようにすれば、最初から最後までワクワクの連続なのです。
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夢は若者だけのものではありません。
夢は最高のアンチエージング。
夢を持たない人生なんて、当たり前ですが文字通り夢がないのです。
つまり魅力がない。
大きい小さいはありますが、自分が真にやりたいことは「夢」の一種でもあるのです。
従って自分の夢をジックリと考えることは、かなり有意義なことでもあるのです。