松崎運之助さんは、夜間中学の生徒(といってもけっこう年配の人もいるのですが)と同じ目線で、その慈悲の心がこちらにまで伝わってきます。
松崎さんが子どもの頃、父親は愛人を作り、家を勝手に売却して、そのお金を持って失踪してしまったそうです。
あとには、住む家をも失った妻と子どもたち3人が残りました。
松崎さんは、その時以来、父親とは一度も会っていないそうです。