会社をダウンサイジングし、ストックビジネスだけに事業を絞ったのは大正解でした。
少人数の会社は実に快適です。
会議もないし、タイムレコーダーもないし、人事面での“ややこしい”問題もなく、むろんパワハラ、セクハラもありません。
来客を前提とした路面店から、デスクワークを中心とする階上のオフィスに(さんざん悩んだ末に)移転したのですが、これも大正解でした。
ちなみに広さは4分の1になったのですが、動線がよくなり仕事の効率が上がりました。
もともと不動産屋なので、所有する収益物件は賃貸用不動産がメインです。
収益不動産の大きなメリットは、毎月一定の賃料が入ってくることです。
不動産が売りたいときにすぐに売れないのは、デメリットだと思っていたのですが、それがために所有し続けることができ、案外メリットなのかもしれません。
例えば株はいつでも売却でき、4日後にはキャッシュが入ってきます。
だからちょっと上がったら「うれしくなって」すぐに売ってしまい、結局いつまでたっても資産が形成されないのです。
不動産にせよ、株にせよ、キャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲインに主軸を置いたのも、私の数少ないヒットの一つです。
株を「安く買って、高く売る」なんて芸当は、普通の人間にはムリです。
今や配当が4%を超える株も少なくなく、実にいい時代です。