戦後の「預金封鎖」のときに「生きていた」と言う、80歳代の経営コンサルタントの方がいます。
その時代の雰囲気もよく分かっているのでしょう。
ある株式投資の評論家が「今の時代も預金封鎖の危険性がある」と発言していたのですが、「今は議会というものがある。だから預金封鎖など起こらない」と断言されていました。
私も1989年をピークとしたバブル時には現役のプレーヤーとして活動していました。
バブルの勃興から、その頂点や、また崩壊などの状況を身を持って経験しています。
その時代の肌感覚を知っているというのは実に貴重な体験で、これは何物にも代えられない自分の財産でもあります。
私はプーチン大統領とも、習近平国家主席とも、誕生日が1年以内なのです。
従って彼らが何を考えているかが手に取るようにわかります。
これは若い評論家にはない、私の武器だと思っています。
プーチンがウクライナで当初の目論見を大きく外したのは、彼の「驕り」以外の何物でもありません。
習近平が経済や外交で次々と悪手を連発していますが、これも彼のコンプレックスと傲慢さが根本原因だと感じています。
頭も健康状態も容姿も若くキープしているならば、年取ることはむしろ有利で、出来事の本質を見抜く力が備わっているように思うのです。