株のお話

90年バブル崩壊の後、定期預金すると6%の利子がついてきた時期がありました。
それから言うと今は0.01%の金利しかつかないわけで、今昔の感がします。
しかしながら例え0.01%でも金利がつくのは有難いほうで、下手すると銀行にお金を預けると「金利が取られる」という事態が起こりえるのです。
現にスイス中央銀行にお金を預けるとマイナス金利となるのです。

銀行に定期預金するぐらいなら、そのお金でその銀行の株を買った方がずっと有利なのです。
メガバンクで見るならば、三菱UFJ配当利回りが2.23%、三井住友が2.65%、「みずほ」にいたっては3.17%もあります。
今のメガバンクが潰れることは考えにくく(今までさんざん淘汰されてきました)、ならば定期預金するつもりで銀行株を買った方が、どう考えてもいいわけです。

途中、株価が下がるリスクはありますが、逆に言えば株価が上がる可能性だってあります。
そしてその確率の方が断然高いような気もします。
だから「預金を下ろして株を買おう!」ということになるのであります。

上場会社で実質借入れがゼロの会社は、倒産するリスクも限りなくゼロに近いと思います。
しかもおまけに配当利回りが高いとなれば言うことないわけで、私はそんな株を「預金株」と呼んでいます。
定期預金の代わりになるからです。

当社も余剰資金を定期預金するのは止め、株を購入することにしました。
買った株が“たまたま”値上がりすると“ついつい”売りたくなってしまうのが玉にキズでもあります。
また値下がりなどするものなら「なんでこんなバカなことをしたのだろう」と一応ヘコむのではありますが、別に売らなければそれでいいわけで、予定通りの配当を得ていけばいいわけです(だから何の問題もない)。

株を「不労所得」などとバカにしている間は、全然儲からないどころか、むしろ損します。
が、真剣に向き合い、まじめに勉強すれば、損する確率は俄然減っていくのです。
仕事にもコツがあるように、株にもコツがあるはずです。
株の世界でも、早くコツを会得し、自分の得意技を磨きたいと思うのです。
株の勉強は面白くて仕方がないのですが、誰にも負けないぐらい徹底的に研究してみたいと思っています。