株式投資を始めてそんなに長くはないのですが、ここしばらくの物凄い株価の上がり下がりは初めての経験です。
所有している株が順調に少しずつ上昇していき、株式投資なんて簡単なものだという、ちょっとした油断が気持ちに生じた瞬間、見事に奈落の底に追いやられました。
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と、思ったら、また少し浮かび上がったりし、株価にお付き合いしていると心が落ち着きません。
株価に一喜一憂する人は株式投資に向いていないのでやめた方がいいかもしれません。
かく言う私も株価がドンと下がると、自信の源がどこかへ吹き飛ばされたような感じで、力が出ませんでした。
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今回の株価の乱高下で、いくつか勉強になったことがあります。
まずは「欲を持たない」ということ。
「もうちょっと、もうちょっと」と自分の欲に引っ張られているうちに、どんどん状況が変化(悪化)していきます。
「働き一両」、「考え五両」、「智恵借り十両」、「損切り千両」ときて「無欲万両」となります。
無欲ほど強いものはないわけです。
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もう一つ、「こだわらない」というのも、物凄く大切なことだと実感しました。
「買った株は売らない」と頑(かたく)なに意地を通しているよりも、株価が上がった時に拘(こだわ)りなく売ってしまうのも「あり」なのですね。
いったん利食いして、また下がったところで買い戻してもいいわけです。
売ったあとで“するする”と株価が上がってしまった時は(これがまたよくあることなのですが)、「ま、仕方ない」であっさりすましてしまえばいいだけの話なのです。
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買った株が上がることもあれば下がることもあるのは、実は当然のことであって、これに一喜一憂する方がおかしいわけです。
株価が下がっても平気でいられるように、やはり配当利回りの高い株を選んで買いたいと思うのです。
今のように株価が低空飛行している時は、配当利回りが3%を超えている銘柄がゴロゴロしています。
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中には4%を超えている優良企業もあるし、もっとすごいのは5%以上の配当利回りの銘柄も(今なら)あるのです。
定期預金の金利が0.01%の時に、5%だと500倍の金利ということになります。
定期預金の代わりに株を買うという選択も十分に「あり」なのです。
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日本企業の業績がいいのに、株価が下がるほうがおかしいはずです。
中国リスクによって、株価がますます下がるリスクは当然あるのですが、長い目で見た時、どう考えても日本の株は上がらざるを得ないというのが、私の見解でもあります。