その人を見ているだけでモチベーションが上がるという人がいます。
旬のスターやタレントもそうかもしれないし、各界のカリスマリーダーもそういった部類に入ると思います。
精神的なレベルの高い人からはオーラが出ているし、そういった人と接するだけでこちらのエネルギーまで増加します。
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が、偉い人や特殊な人だけがモチベーションを上げてくれるわけではなく、ごく普通の人でも本人が気がつかないうちに周りに良い影響を与えているということがあるのです。
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鍵山秀三郎先生は早朝にクルマで会社に向かう途中、神社の清掃を既に終えて帰る人を見るたびに、自分の「やる気」がアップするのを感じたそうです。
私も昔、毎朝一途に新聞を配っている、ある新聞配達の人を見かけると「よし、自分も頑張ろう!」と感じたことがありました。
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早朝にボランティアで駅前や道路や公園の掃除をしている人の後ろ姿に、オーラを感じることがよくあります。
その人自身の心の波長もきっと整っているのに違いありません。
その姿を見て、こちらの気持ちまで整ってきて、そしてまたその良い波動を次の人に移していくことってあると思うのです。
まさしく善の循環です。
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人が見ていないところで善を行うと、必ずそれは何倍にもなってまた自分のところへ戻ってきます。
逆に人が見ていないからといって悪いことをしていると、これまた必ず不運や災難となって自分のもとにやってくるのです。
そういった意味で宇宙は実に公平なのです。
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運というのは人間の手を離れたものです。
が、神さまに好かれるようなことをしていたならば、幸運にならざるを得ないというのは、ちょっと考えればわかることです。
神さまをリスペクトする気持ち(信仰とも言います)を常に持っておれば、大難が小難に、小難が無難になっていきます。
しかし普段から神さまとのコンタクトを疎遠にしていると、いざという時に「神さまコール」が繋がらないのです。
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普通に考えれば、例えば道にポイポイごみや吸い殻を捨てている人の運気が良くなるわけがないのです。
運が悪い人は運が悪くなるようなことを無意識のうちにしているわけです(意識して悪いことをするのは論外です)。
幸運は普段のキチンとした生活の中から生まれてくるはずです。
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「見るだけで周りにまで幸運が舞い込んでくる人」や「見るだけでモチベーションが上がる人」に自分もなろうと思うのです。
そのためには、淡々と「やるべきこと」をやり続けることや、感情をコントロールすることが必要になってきます。
でも難しそうに見えて、案外簡単なことではないかと感じるのです。