「株購入」=「配当の権利を得る」

株式投資の本を読むと、要は「安い時に買って、高い時に売る」趣旨のことばかりが書かれています。

3人もの株式投資専門家の有料定期アドバイス(メールやCDが送られてきます)を申し込んでいるのですが、その人たちは短期売買がメインです。

株を購入してから売るまで、長くて半年ほどのサイクルなのです。

今のように株価が大幅に下がっていく局面だと、アドバイスする方も大変ではないかと思います。

アドバイザーの人たちは、それぞれにとてもよく勉強しています。

その勉強好きの影響を受けたり、経済の大局観を聴いたりできるだけでも値打ちがあるかもしれません。

が、私の株式投資の手法は明らかにそれらの人たちとは違っています。

ひとことで言うと、1度買ったら、もう売らないのです。

今までもそうだったかと言えば、そうでもありません。

売った株がそのあと“みるみる”上昇していったり、売って儲けたのはいいけれど、売ったお金で買った株が値下がりし、結局パーになったりした経験を山ほどしています。

ならば、売って手数料や税金ばかりを払うより、売らずにそのまま持っている方が賢明ではないかと考えるようになりました。

不動産でも、売ったり買ったりを繰り返している人は、結局何も残らなかったり、途中で破たんしたりしていることが多いのです。

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売ったり買ったりを繰り返すのではなく、買った収益物件をジックリと育てながら保持していく方が、ずっと賢明ではないかと感じるのです。

株を買うということは「配当の権利を得ること」だと割り切ると(私の場合)ひじょうにスッキリしました。

しかも、もらった配当は使ってしまわず、そのまま次の株の買い増し資金に使います。

結果、毎年配当金が増えていくわけです。

株価の予測なんて誰にもできない事だし、株価の上下動に一喜一憂しなくてすむのが最大のメリットかもしれません。