右翼か左翼かは、考え方の違いというより、ほとんど生理的な違いに近いのではないかと感じます。
ニンジンが好きか嫌いかなどと同じで、好き嫌いは生理的な違いであり、考え方の違いではありません。
だから議論したってお互いに歩み寄ることもないし、時間のムダだという気が強くします。
特に経営者やビジネスパーソンは、政治のことで時間を使うほど暇ではないし、あまり政治的な色を濃くすると、自ら顧客の幅を狭めてしまう結果になります。
アパホテルの会長や高須クリニックの院長あたりになると、事業的にも突き抜けているので(もう怖いものはないという感じで)政治的な意見も突き抜けています。
が、中小企業の経営者や上場企業の経営者であれば、あまり政治的な色を出さないほうが無難です。
ましてや選挙に立候補するなんて狂気の沙汰です。
これは偏見でもなんでもなく、私が長い間観察してきた限り、左翼的な思想を持った経営者が会社を潰す確率はかなり高いようです。
左翼的な思考を持っていると、どうも実社会では成功しにくいようなのです。
偏差値の高い大学は左翼的な傾向が強いように思います。
が、そのまま社会に出てしまうと、成功や出世からは遠くなり、逆に「やる気があって、左翼思想とは無縁の」偏差値の低い大学出身者に追い抜かれてしまうケースが少なくありません。
と、ここで逆転可能ということになります。
世の中、案外うまくできているようなのです。