政治を見ていると「ここがおかしい」とか「こうすればいい」とかいうことはあるのですが、経営者が政治活動に入れ込んでしまうのは、明らかにマズいわけです。
経営者は経営に専心すべきであって、政治にハマってしまうと経営が疎か(おろそか)になります。
しかも政治関連のことに携わっていると、遊んでいるわけではないので、何か仕事をした気になってしまうのです。
賃貸仲介店を3店舗経営していた知人は、ある衆議院候補者に(私が知っている限り1か月間以上)つきっきりで応援していたのですが、いつの間にかお店がなくなり、本人も音信不通になってしまいました。
私も市長選や衆議院選や県会議員選で、特定の候補の応援に力を入れたことがあるのですが、当落は別として、時間とエネルギーのムダだったと思います。
それどころか、ライバル候補を応援している人もいるわけで、そういった人たちは自分の顧客から離れていき、商売としては大きなマイナスになります。
そんなことにも気づかずに「政治道楽」にハマってしまうのは経営者失格です。
政治(選挙)に集まってくる人たちの中には、ちょっと変な人もおり、これも気をつけなければいけない点です。
少し話が少しズレるのですが、今まで左翼的な考え方をしている経営者で成功した人を見たことがありません。
何か根本的なところで、繁栄とは相反する考え方が横たわっているのかもしれません。